マンションを売却、引き渡しするときの掃除はどうする?

自分で掃除するだけでも大丈夫

内覧時は一番キレイにしたい

内覧時には、購入意欲を湧かせてもらうために、できるだけキレイにマンションを魅せる必要があります。マンションは購入するための値段も高く、購入者にとっては一大決心をしなければならない買い物になります。そんな買い物をするのに、汚い部屋を見せられたら、購入する気もなくなります。業者に頼むほどではありませんが、内覧時にはできるだけキレイな状態にしておきましょう。

キレイにするポイントは?

内覧時にキレイにすることは必要ですが、どこをキレイにすればいいのか迷ってしまいますよね。そんなときは隅を意識するようにしてください。いつも見えないようなところまでキレイに保たれていると清潔という印象が出てきます。窓枠なども一度要らない布などで拭いておくといいでしょう。

玄関口の掃除も忘れずに

人間の印象は最初の30秒で決まるという話もありますが、マンションも例外ではありません。最初の印象が悪ければ全体の印象も悪くなってしまいます。入口の掃除も忘れずに行っておきましょう。玄関で気になる点は靴箱の中と靴の臭いになります。

靴箱は中が見えないタイプもありますが、内覧時には開けてみせる場合もあるので、埃や土などがないように清掃しておきましょう。靴の臭いはスプレータイプの消臭剤を振りかけるか目立たないタイプの設置型の消臭剤を置いておくといいでしょう。

水場もしっかりと

水場も購入希望者が確認するポイントの1つになります。どうしても落ちない水垢がある場合にはクエン酸を含んだ洗剤を使って洗うといいでしょう。洗剤がない場合には重曹を使っても大丈夫です。特に、重曹は油汚れにもしっかりと効くので、キッチンの掃除にも使用できます。

また、密かにチェックされているトイレにも使用できるので、掃除を始める前に重曹を購入しておくと便利かもしれません。メラミンスポンジを使って擦るのも効果的です。メラミンスポンジを使う場合は、洗剤を使用する必要はなく、好きな大きさに切って使うことができるので、細かいところの清掃にも使用できます。

お風呂も実は汚れている

毎日使っているお風呂ですが、改めてみると汚れているということも多いです。他の水場で使ったクエン酸はお風呂の鏡にも使えます。キッチンで使った重曹もお酢を合わせるとカビ取り剤の代用として使えますが、しっかりと取りたい場合には専用のカビ取り剤を使ってください。

使い方は簡単でカビの上に洗剤をおいて数分放置します。その後で擦ると洗剤が浸透してカビが落ちてくれます。なかなか落ちない場合には、一晩置いておくと翌日にはキレイに落ちてくれるでしょう。

クリーニングを業者に頼む場合

空き家にして売る場合

居住したままマンションを販売する場合にはクリーニングを業者に頼むことは難しいですが、空き家にして販売する場合には業者に頼むといいでしょう。マンションの引き渡しの場合は自分で清掃するだけでも大丈夫です。

ハウスクリーニングの費用

ハウスクリーニングと聞くと高いイメージがありますが、3LDKくらいであれば3万円から10万円でクリーニングを行ってくれます。クリーニングの費用は業者によって大分異なってくるので、業者の比較は丁寧に行ってください。

また、クリーニングにかける予算が余りない場合でも汚れやすいトイレやシャワーなどの部分だけのクリーニングでも受け付けてくれる業者もあります。水回りのクリーニングだけならば2万から3万で頼むことも可能なので、落としにくい水垢を依頼してもいいかもしれません。

クリーニングのタイミングは?

マンション引き渡しの場合は引き渡した後でもクリーニングを行うことができます。クリーニング代は空き家の状態と住んでいる状態だと金額に大幅な差が出てきます。住んでいる場合は家具の移動などの手間が生じるため、その手数料としてクリーニング代が高くなりがちです。空き家であれば、鍵を渡すだけでクリーニング中にずっと立ち会う必要がないので、クリーニングに時間がとられることがありません。

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