マンション売却、年数はどれくらいが最も理想的?
下がり方には傾向がある
マンションを売却する時、どれ位の築年数の時に手放すのが理想的なのかと考えている人は少なくありません。
基本的に、年月が経てば経つほど価格が下がっていくのは当たり前ですが、下がり方には傾向があります。
この下がり方の傾向をつかむ事が出来れば、どこで手放すのが理想的なのかが分かります。
築11年を過ぎると大きく下落傾向に
一般的に、築5年を過ぎると急激に値段が下がるのが特徴です。
その後は緩やかに値段は下がっていき、築11年を超えると大きく下落傾向になります。
その為、築6年になる前の5年ぐらいから売却すると比較的高値になります。
築11年から15年はそれ程下落幅が大きくない
また、築11年から15年はそれ程下落幅が大きくないので、購入者もこれくらいの築年数のマンションの価格に魅力を感じている可能性が高いです。
こうしたデータを見てみると、理想的には築5年ほどで売ってしまった方が良いですが、それだと少し早すぎる気もするので、現実的には築11~15年の間に売ってしまうのがおすすめです。
建物の築年数を気にしている購入者は多い
築年数を気にしている人は7割弱いる
マンションの購入希望者も、築年数は気にしているという人が70パーセント弱いますし、理想的な築年数を聞いてみると、5~10年が約50パーセント弱を占め、続いて5年以内が15パーセントほどいるので、合わせると約60パーセントの人が築10年以内の物を求めている事が分かります。
物件が古くなればなるほど需要もなくなる
実際に売買契約が成立した数を見ても、築年数が10年以内のものが全体の20パーセント強をしめていて、物件が古くなればなるほど需要もなくなっていくので、高い売却額を考えているのであれば、やはり10年以内に手放すのが賢明です。
もちろん10年以上経った物件でも高額で売却する事は可能です。
しかし建築上の耐久性能等を考えると、外壁の補修等、比較的大規模な修繕をする必要があります。
10年以内の物件と、それ程変わりない価格で売る事も可能
きちんと毎月修繕積立金を徴収しているマンションであれば、補修や修繕をする事が出来、売却する時もこうした修繕などが査定で高く評価され、10年以内の物件とそれ程変わりない価格で売る事も可能です。
10年以内の物件は人気も高いので、10年以上でもきれいに修繕されている物件はお買い得と判断される傾向があります。
建築されてから5年以内のマンションは、手放す人は基本的に少ないですが、転勤や家族が増えたり等で売却するケースが多いです。
10年程度の物件は
10年程度の物件は出ている数も多くライバルも沢山
こうした新しい物件は新築時とそれほど変わらない値段で売る事が出来ますが、値段も高くなりがちなので、意外と買い手が現れないという事もあるので、根気強く待ちましょう。
10年程度の物件は、一番市場に出てくる数が多くライバルも沢山いるのが特徴です。
その為、値引き競争が行われる事も多く、強気な値段設定だと中々売れない事もあるのでしっかりとした販売戦略を持っている不動産業者を見つける事が重要です。
インターネットの検索キーワードでは10年以内が多い
購入希望者もインターネットで検索する場合に「10年以内」で調べる人が多いので、それを過ぎると希望者が大きく減るので、8~9年目の物件を売ろうかどうか迷っているのであれば、早めに準備する事をお勧めします。
15年程度の物件も中古市場には沢山あふれています。
また大規模修繕が行なわれる時期でもあり、共用部分の管理状態や室内も使用状況によっては古さが目立ってくるので、きちんと管理しておく事が重要です。
20年程の物件になると、購入希望者がかなり減ってきますので、売る時には工夫が必要になってきます。
同じマンションに住んでいる人に売るという方法も
例えば、自分で部屋を好きなようにリフォームやイノベーションが出来ると広告を出せば、少ないなりに購入希望者が現れますし、同じマンションに住んでいる人に売るという方法もあります。
家族が増えたので同じ物件内で住み替えたいとか、子供夫婦の為にもう一部屋欲しいといったようなニーズは少なからずあるので、こうした人たちに狙いを絞って言うというのも一つの方法です。
このように築年数ごとに見てみると、やはり価格的に見ると10年以内に手放すのが一番理想的です。
とりあえず査定依頼してみよう