購入10年のマンション売却、相場はどれくらい?
購入価格から3割減程度になる
マンションは購入後すぐに価格が下落し、10年後には新築で購入した金額の3割減程度になると言われています。
すなわち30%程度もの下落があると考えられるのが相場で、場合によってはこれ以上価格が下がってしまうこともあるので注意が必要です。
新築と比べて設備の陳腐化により価格は安くなっている
一般的にマンションは比較的中古での価格が安定していると言われていますが、それでも新築に比べると住宅の相場の変動として価格が下落する傾向にあり、10年程度経過すると新築に比べて様々な設備の陳腐化や、流行の間取りや内装とは異なる要素が非常に大きくなってくる可能性があるため、平均的にその価格が安くなってしまう傾向にあるのです。
築10年の物件は狙い目
そのため購入をする側から見た場合には築10年程度の物件は逆に狙い目であるとさえ言われています。
しかしその価格には周辺環境やその時々の状況によっても変動する要素があり、例えば近年では一時期副都心として開発された地域は当時非常に力が今年購入価格も高めに設定されていたのですが、現在ではその再開発も落ち着き地価が標準並みに戻っていることにより築10年の物件における売却価格が4割減にまで下落しています。
セキュリティー設備は重視される
都市型の物件は需要が高いので入居時と変わらない価格での取引
しかし逆に都市部の物件はその需要が非常に多くなっており、場合によっては購入時の価格とほぼ同じ金額で取引される例も増えているのが実態で、それぞれの環境によりその相場が大きく異なっているのが実態です。
そのため売却を行う際にはその状況を十分に確認した上で周辺の相場を適切に理解し、価格を設定することが必要となるのです。
利便性を高める設備やセキュリティー対策の設備は重視される
現代ではマンションの売却価格は単純に築年数だけでは決めることができない要素がたくさんあります。
その一つとしてマンションを取り巻く環境とマンション自体の設備が挙げられます。
近年では様々な利便性を高める設備やセキュリティー対策のための設備が入居者に重視される傾向があり、築年数が経過していても新たにこれらの設備を導入することでその価値を高めることを実現している物件が非常に増える傾向があります。
古いタイプのエントランスは出入りが容易
一般的に古いタイプの物件のエントランスは比較的出入りが簡単になっており、それぞれの部屋でしっかりと鍵をかけることでセキュリティを維持する傾向がありましたが、近年ではエントランス部分に関しカメラを設置した上、各部屋に対する集中インターホンとロック解除の設備を取り付けるところが増えています。
リノベーションにより価値を高める
エントランス部分に宅配ボックスの設置
また宅配業者等の不要な建物内への出入りを防ぐためにエントランス部分に宅配ボックスを設置するなど様々な対策を行うところが増えており、これらの設備を導入することにより築年数が経過していてもその価格が高く評価されている物件も増えているのです。
間取りの変更によって現代風にして価値を高めている
これらの物件については購入時の価格に対して現在の売却価格が高騰している場合もあり、単純に中古であるからといって価格が低くなる事はないというのが実態となっています。
このほかにも近年ではリノベーションによる間取りの変更なども広く行われており、現代風の間取りにすることでその価値を高めているものも少なくありません。
高度なリノベーション技術によって高値で取引される物件が増えている
従来では部屋の間取りを変える事は非常に難しいと考えられていましたが現代では高度なリノベーション技術によりこれらを大幅に変更し現代の新築マンションと同じような間取りとすることができるようになったことをから、従来では部屋の間取りを変える事は非常に難しいと考えられていましたが、現代では高度なリノベーション技術によりこれらを大幅に変更し現代の新築物件と同じ様な間取りとすることができるようになったことから築年数が経過していても非常に高値で取引される物件が増えている傾向があります。
そのため、一般的な相場としては30%程度の下落が見込まれる物件であっても、その環境により売却価格が変動することに十分な注意をすることが大切です。
とりあえず査定依頼してみよう
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