購入5年のマンション売却、相場は高め?
一度人が住むと価値は下落するのが一般的
マンションは比較的中古の場合の売却価格が一戸建てに比べ高くなると考えられていますが、それでも一度人が住んでしまうとその価格は下落するのが一般的です。
これまでの統計的な情報によれば、築5年でおよそ購入価格の80%程度、築10年で75%程度の価格になると言うのが相場となっています。
購入価格の8割が相場だが立地条件などにより下落する可能性もある
そのため築5年でマンションを売却する場合には、購入価格の80%程度が相場で、立地条件やその他の様々な条件によってはこれよりさらに下落する可能性もあるため基本的には決して高めの相場とは言えないのが実態です。
しかし近年では、中古マンションは非常にその需要が多く、リフォームやリノベーションなどを行った場合にはさらに売却価格が非常に高くなる傾向を示しているのも事実です。
都市部においては需要が高まっているので高く売れる可能性もある
特に都市部においてはその需要が非常に高まっており、築5年程度であれば逆に購入価格よりも高く売却できる可能性もあるのです。
そのためその相場については非常に流動的で、場所によっても大きく変わる傾向があります。
マンションの場合には一般的にその価格を決める要素として築年数のほかに様々な設備や間取りが大きく影響します。
昔と現在の住宅傾向
昔は小さな部屋が複数あるタイプが高額で取引される傾向であった
古くは日本の住宅の傾向として小さな部屋が複数あるものが非常に人気が高く、3LDKや4LDKといった間取りのものが以上に高額で取引される傾向がありました。
全体的なスペースは同じでも部屋数が多い方が高値で取引される傾向があり、そのためこれらの物件を求める人が多かったためにその多くは複数の部屋を持つ形のものが多く建てられたのです。
現在はリビングとダイニングが接続された広いスペースを確保しているのが人気である
しかし現代では家族の人数が少なくなり部屋数を必要としなくなったほか、家族が常にお互いに同じスペースで生活できる環境を求める風潮が強くなっており、1LDKでリビングとダイニングが接続され広いスペースを確保しているものが非常に人気が高くなっています。
セキュリティやゴミ捨て場等の設備が充実しているものが人気がある
加えて共有設備についてもエントランスのセキュリティや建物内のゴミ捨て場、加えて宅配ボックス等の設備が充実しているものが人気が高まっている傾向にあり、これらの設備が整っている物件は近年のものに多いことから築5年程度の物件であれば設備が充実しているため非常に価格が高騰している傾向があり、その需要が高まっていることから相場も非常に高い傾向があります。
都市部におけるマンションの需要の高まりにより価格の高騰がある
これに近年では都市部においてマンションの需要が非常に高まっている傾向もあり、生活環境が充実していることからこの地域での価格が高騰する傾向にあるのも追い風となっているため、購入価格よりも高い値段で売却することができる要素が非常に強まっているのです。
築年数が浅い物件
中古物件の方がコストパフォーマンスが高いと注目される傾向
一般的な住宅においては一度人が住んでしまうと中古として扱われてしまうため、1年程度で価格が下落することが一般的でした。
しかし近年では新しい住宅よりも中古物件のほうがコストパフォーマンスが高いと注目される風潮が強まっており、さらにリフォーム技術やリノベーション技術が高度になっていることから中古であっても新築と変わらない生活環境を確保することが可能になったためこれらの物件に注目が集まる傾向があります。
設備などの価値により押し上げる要素によって価格は高め傾向に
加えて築年数が浅い物件の場合には先進的な設備を取り入れておりこれらの設備が陳腐化していないことが多いためその需要が非常に高まっているのです。
これらの条件から総合的に考えた場合には、一般的には新築価格の20%程度で取引されることが基本となっていた築5年の物件であっても、その価格を押し上げる要素が非常に多いことや、特に都市部において需要が非常に高まっていることを背景に相場として高めに設定されていることが多くなっているのが実態です。
下落するとみられていた物件でも価格の高騰が非常に大きくなっている
従来ではその価格が下落すると考えられていた物件についても価格の高騰は非常に大きくなっており、高値で取引されることが多くなっているのです。
とりあえず査定依頼してみよう
このコラムが気に入ったら
ぜひ「いいね!」をお願いします♪
みんなに役立つ情報をお届けします。