マンションの売却理由で、「離婚」はどれくらいある?

マンションの売却理由で、「離婚」はどれくらいある?

3組に1組の夫婦が離婚をする

結婚し、夢の我が家を手に入れて新生活を始めたけれども、離婚するというカップルは日本でも増加傾向にあります。

結婚して別れる夫婦の割合は増加しており、日本では世間体を気にして何か不満があっても我慢をする時代から自分の人生を楽しんだり、新たな生活を謳歌するために分かれるという選択肢を取る方は年々増えて今では3組に1組の夫婦が離婚をする時代になっています。

売却理由の割合で離婚は10%を下回っているが実際はもう少し多いだろう

新婚で分かれる選択をする方もいれば、子育てが終わり夫婦2人の生活になってから分かれるという選択をする夫婦もいます。

理由に関しても夫婦によって変わってきますが、気になるのは住んでいる自宅をどうするかでしょう。

現在マンションの売却理由で離婚は全体の10%を下回る数字ではありますが、アンケートなどで本音を語るご夫婦は決して多くはないことが考えられることから、実態はもう少し多い可能性があります。

日本は島国であることから文化的背景として世間体を気にする方が多いので、実際は別れるという選択をしていても、理由を聞かれた際には、より良い居住環境を求めての引っ越しなどポジティブな理由を答える方もいるのが実情です。

財産分与は名義は関係ない

別れるという選択をしたカップルがまず悩むのが財産分与です。

財産分与とは結婚をしている期間2人で共に築いた財産を分けるという意味になりますので、名義上夫だけのもの、または妻だけのものとなっているかどうかは関係がありません。

結婚後購入し、一緒に生活をしてきたという点においては共有財産になりますので、2人で分けるという考え方になってきます。

トラブルになりやすいのは?

名義が夫でも妻に売却後の利益はもらえる

名義が夫だからといって、妻に売却後の利益を支払う必要はないという考えは誤っています。

新婚すぐに分かれる選択をした夫婦よりも、長年連れ添ったご夫婦が分かれる熟年離婚の方が財産分与でトラブルになりやすいのは、2人で築いた共有財産に関しても大きい金額になるためという理由があります。

不動産であるマンションを2人で分ける場合には、大きく分けて2つの方法があります。

片方は所有権を譲渡してその対価を受け取ることで財産を分与する

1つはどちらかが所有しているマンションにそのまま居住し、片方は所有権を譲渡し、その分の現金を受け取ることで財産を分与する方法です。

長年住み続けた我が家に思い出や生活基盤がある場合、すぐに見知らぬ土地へ引っ越しとなるとストレスになるものです。

子供がまだ小さい場合は学校の問題もあり、学期の途中で引っ越しが出来ないという事情がある場合もあるでしょう。

また、会社からの通勤時間を考えて購入した場合、すぐに良い違う物件を見つけることが難しい場合もあります。

マンションを売却するのに住宅ローンの残債があると手続きは複雑になる

2つ目はマンションを売却して売却金額を2人で分けるというケースです。

ただ、住宅ローンがまだ残っている場合は手続きが更に煩雑になってきますので注意が必要です。

新婚で購入したばかりで離婚というケースに至った場合には残った住宅ローンの残額も大きい可能性がありますので、注意が必要です。

住宅ローンの残額の支払いが残っているのに売却となった際には、任意売却となったり、住宅ローンが完済できるようであれば抵当権を外すなどの手続きが必要となります。

素人がやるのは難しい

不動産の手続きに慣れている人は多くない

一般的にこのような手続きをすることに慣れている方はそう多くはありません。

不動産の売買そのものを行うことが人生の間で何度もあるものではありませんので、手続きの煩雑さに驚く方もいらっしゃることでしょう。

住宅ローンを共有名義でしている場合は弁護士などに相談をしながら財産分与と同時に進める

近年は住宅ローンを夫婦2人で分けて支払うために夫婦の共有名義にしているご夫婦も増えています。

分からないまま闇雲に進めてしまうよりも、離婚の手続きを進めると同時に財産分与についてどうするのかお互いに冷静に判断するためにも弁護士など専門家の方に相談をしながら進める方が良いでしょう。

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