マンション購入価格よりも、売却価格が高いケースって良くあるもの?

マンション購入価格よりも、売却価格が高いケースって良くあるもの?

築年数の経過と共に価値は下がっていく

通常、マンションは築年数の経過と共に価値が下がっていきます。

売却する際にも購入価格を下回ることが多く、差額だけで考えるとロスが生じます。

購入価格よりも高く売れるケースもある

ところが逆に、購入価格よりも高く売れるケースもあり、結果的にお得になることもあるのです。

しかもそうしたケースは珍しいことでもありません。

およそ3人に1人は買った時よりも高く売れたという経験を持っているため、これから売却する際にも、もしかしたらお得に売れる可能性があるのです。

売却価格が高くなる理由は周辺環境の整備

なぜ売却価格が高くなるのかという理由ですが、例えば周辺環境が整備されたことによる影響が挙げられます。

そもそもマンションの価値は周辺環境にも左右されるもので、簡単に言えば便利な場所ほど価値が高いです。

そのため駅が近い、商業施設が多い、学校・保育園へのアクセスが良いなどですと価値がアップします。

立地による価値の変化

利便性がないと物件の価値は下がりやすい

逆にそうした利便性がないと価値は下がりやすいです。

暮らしにくいところに積極的に住みたいという人も少ないですから、これは当然の理由とも言えるでしょう。

しかし、土地開発が進むなどして魅力的なエリアに生まれ変わったとすると、事情が違ってきます。

それまで不人気だった場所も、利便性が良くなったことでそこに暮らしたいと考える人が増えます。

新規開発されたばかりの場所は価値が低めである

また、まだ新しく開発されたばかりの場所は不動産価格も低めであり、手に入れやすいのも人気が高まる理由のひとつです。

したがって不人気のタイミングで買った時のマンションも、人気が出たことで売却価格がアップすることも往々にしてあります。

建築費相場の上昇も高く売れやすくなる理由に挙げられます。

これは建物を建てるためのコストが上がることを意味しますが、コストがアップをすれば新築マンションの販売価格も高くなります。

新築物件と中古物件は無関係のように思えるものの、実は新築の価格が上がれば中古も価格が上昇する傾向があるのです。

東京オリンピックの影響で建築費用が高騰している

なぜ建築費相場が上昇するのかというと、例えば東京オリンピックの影響が挙げられます。

世界的なイベントゆえに注目度も絶大なのは知っての通りですが、このイベントに伴い建築需要もアップしています。

需要が増すことで建築コストも上がりますので、巡り巡って中古物件も高く売れやすいチャンスが増大するのです。

実際、東京オリンピックの影響で周辺物件の価値はアップしており、購入時よりも高く売れるというケースも増えています。

売却する時の注意

高く売りやすい状況が現状あってもいつまでも続くわけではない

このような理由もあって売却価格がアップすることがあるのですが、ただ気を付けたいのが、仮に高く売れやすい状況があっても、それはずっと続くわけではないことです。

ある程度の落ち着きを取り戻すことで売却価格の上昇がストップしたり、逆に下がってきたりする可能性があります。

つまりタイミングを誤ってしまうとお得に売るチャンスを逃してしまい兼ねません。

売るタイミングを逃すことが無いように情報収集する

少しでも高く売るためには、売り時を逃すことなく行動することが大切です。

そしてできれば売ろうと思ったタイミングを大事にした方が良いでしょう。

後手に回ってしまうとタイミングを逸してしまう可能性がありますので、あの時に売っておけば良かった、ということにもなり兼ねないです。

物件の価値をリサーチをして価値を把握しておく

もしマンション売却を予定する際には、とりあえず物件の価値をリサーチしてみるのがおすすめです。

売りたい物件の価値を把握しておかないと、売却価格の変化にも鈍感になってしまいます。

現在の価値を知ると共に、これからの推移を見極めることでお得に売れるチャンスが逃しにくくなります。

なお、査定はオンラインでも受けることができますので手間がありません。

まだ不動産会社に直接相談をする段階ではないという場合もあると思われますが、オンライン査定なら気軽にリサーチできますので、まずは価値情報を調べることから始めてみると良いでしょう。

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