マンションの売却価格、築年数による影響ってどれくらい大きいのか？

マンションの売却価格、築年数による影響ってどれくらい大きいのか？

物件の築年数の影響

マンションを売却する人が増えていますが、その場合、築年数というものは物件の売却価格にどれだけ影響を与えるのかという大きな問題があります。

たとえば、自分の親から古い物件を相続した人がその物件を売却するとき、売却価格はいったいどのくらいになるのか、これは誰でも知りたいところでしょう。

正直な話、やはりその価格は低下するというのは事実です。

築20年になるまで右肩下がりその後はほぼ横ばい

古い物件は今後さらに古くなることは火を見るよりも明らかですから、中古物件を売るのであれば今売るのが一番高い価格がつくことは間違いがありません。

中古マンションに限って言えば、築年数と価格の下落率というものは、築20年になるまで右肩下がりで、その後はほとんど横ばいというデータもあります。

もしも、このようなデータを参考にして考えるのであれば、この築20年を迎える前に売却するという考えもあるでしょう。

大概は築10年を節目にして中古物件を売却される方が多いようです。

資産価値としてのマンションの価格を考えた場合、これはあくまでも一般的に言われていることなのですが、築５年で２割、築10年で３割、築15年で５割ほど低下するということです。

当然だが価格はどんどん安くなっている

当然の事なのですが、価格はどんどん安くなっていきます。

こうした価格の低下を頭に入れて売却をするのであれば、やはり最低でも築10年頃までには売却したいと考えるのが普通です。

中古マンションを購入するときに考えることは、立地が良いかどうか、そして手を入れなくても住める状態であるのかどうか、ということになるのではないでしょうか。

立地条件と中古物件の魅力

立地条件は新築でも中古でも必ず見るポイント

立地の良さを見るというのは、これは何も中古物件に限ったことではなく、新築でも物件を探すときには必ず見るポイントになります。

中古物件の良さというものはその次に挙げた、手を入れなくてもすぐに住める状態、というところです。

これは言ってみれば中古物件のメリットにもなります。

中古物件はマイナス面だけではなくプラスになる面もある

確かに中古物件というものは新築と比べて買い手にとっては必ずしもプラスになるとは言えません。

しかし、このような中古物件もマイナス面だけではなく、却ってプラスになる面もあります。

現在注目されているリノベーションやリフォームを使った中古物件購入

それが今大変に注目されているリノベーションやリフォームという手段を取った中古物件購入です。

自分の住みやすいようにリノベーションやリフォームをするのであれば、中古を購入して価格を抑え、そこで余裕ができたお金で改めて物件を修繕することが可能となります。

前述したように、中古マンションは築20年を過ぎる前に売却することが賢明で、築10年前後で売却する人が多いということを述べました。

そして、今売却するのが一番高く売れるとも書きましたが、もしもその中古物件の環境が望ましく、物件自体も傷んでいないのであれば、こうした築年数を問わず、リノベーションという手段を取るために購入する人も少なくありません。

これは言ってみれば中古物件の魅力と言えます。

少しでも高く売るために

日頃からしっかりと手入れをする

ですから多少古くなった物件でも、手入れさえしっかりとしていれば、築年数はあまり気にならなくなるはずです。

しかしながら、このようなリノベーションやリフォームという手段をまったく考えていない買い手も中にはいます。

そういう方に中古物件を売る場合には、物件が古い分、やはり多くの不安が出てきてしまうでしょう。

そういう買い手にしてみれば、築年数が新しい方が有利なことは言うまでもありません。

売却方法について、経験豊富な不動産会社に相談

このような中古物件の売却方法で悩んでいる方は、まずは経験豊富な不動産会社に相談をすることをおすすめします。

経験が豊富な担当者なら、中古マンションの築年数の事はもちろん、売却前のリノベーションやリフォームが必要かどうかという問題までアドバイスをもらうことができます。