マンションの契約後に離婚!少しでも負担を軽くする方法は?

 

マンションの契約後に離婚!少しでも負担を軽くする方法は?

協議する時に足かせになることがある

結婚時に二人で幸せに暮らすために購入したマンションも、離婚をすることになったら協議の足かせになることがあります。

特に契約をしてから間もないうちに離婚が決まった時には、これからローンを支払っていかなければならないという状況であり、経済的な負担が重くのしかかります。

現状を把握するために金銭消費貸借契約書の内容をチェックする

まずは現状を把握するために金銭消費貸借契約書の内容をチェックし、ローンの契約者が誰になっているかを確認するのですが、夫も妻も連帯債務者となっていて契約が一つになっているパターンと夫と妻がそれぞれ債務者になっていて契約が二つになっているパターンとがあり、夫が主債務者で妻が連帯保証人というのも多いパターンです。

中には夫だけが債務者で連帯保証人なしというケースもあり、自分たちがどれに当てはまるのかを確認する必要があります。

返済予定表から債務残高を調べて名義の確認を行う

次に返済予定表から債務残高を調べて名義の確認も行います。

すぐに売るとなったらいくらで買い取ってもらえるのかを調べ、ローン残高よりも高い価格で売却できるかによって対応方法を変えるのが一般的です。

高い価格で売れるのなら、手放して清算してしまうのがもっとも負担を軽くする方法であり、ローンの支払いから解放されて気持ち的にも楽になります。

コンタクトをとる場合、必ず複数の不動産会社に聞いてみる

不動産会社にコンタクトを取る時には、必ず複数社に聞いてみることが大切です。

実は査定額というのはかなり幅があり、利用するところによって結果が違ってきます。

同じ地域にあっても得意な分野やエリアがそれぞれ異なりますので、算出された査定額に数百万もの差が出ることも珍しくありません。

営業マンの対応によっても気持ち良く処理を進めることができるかどうかが左右されますので、いくつかの不動産会社とコンタクトを取って比較してみることが重要です。

査定結果以外で重視すべきポイントとして、相談にきちんと乗ってくれるスタッフがいるという点があげられます。

売却をすると損をする場合

売却したら損をする場合は、賃貸として貸し出した方が良いのかを考える

売却をしたら損をしそうだという場合には、そのまま住み続けて家賃のように毎月ローンを払っていくのが良いのか、それとも引越しをして賃貸として貸し出した方が良いのかを考えます。

立地の良い場所なら貸し出した方が良いが、子供と一緒に住む賃貸物件を探すと、ローンよりも家賃の方が高いこともある

立地の良い場所で借り手がすぐにでもつきそうなら、貸し出した方が良いといえますし、夫婦のどちらか一方と子供が一緒に住むための部屋を探すとローンの支払いよりも家賃の方が高額になるというのであればそのまま住み続けるのが得策です。

ローンの月々の支払いがそれほど高くない場合には、賃貸住宅を借りた方がかえって負担が増えることもありますので、毎月の支払う額を実際に計算してみて比較することをおすすめします。

 

財産分与として欲しいと言われたら、マンションを売却するしかない

ローンの額で売れるとは限らない

マンションを財産分与として欲しいと言われたら、売却するしかありません。売却して出た利益を平等に分けることになりますが、ローンの額以上の価格で売れるとは限りませんので、最初からこの方法をあてにすることはできません。

多額の債務が残り債務の返済と賃貸住宅の家賃の支払いをしているケースも

場合によってはマンションを手放したのに多額の債務が残ってしまい、残債を返済しながら賃貸住宅に住むというケースもありますので、売却が適さないケースもあるということを覚えておく必要があります。

財産分与を求められたら、リスクの少ない手段を選択しよく話し合って売却すること

万が一財産分与を求められたらマイナスが出るかもしれないということを伝え、リスクの少ない手段を選択することが重要です。共有の財産になっている場合には、どちらか一方が売却したいと思っていても、もう一方の同意がないと一切の手続きに移行することができませんので、よく話し合って決めるべきです。

売買契約書等の書類には夫婦それぞれの実印を押印し、各々の印鑑証明書を添付する必要があります。

勝手に売るということは不可能ですので、元配偶者と話し合いたくないと思っていても必要最低限のやり取りはしなければなりません。

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