マンション購入後に離婚するなら、揉める前に要チェック!
様々な問題が噴出して離婚に至ることも少なくない
お互いに運命の人に出会ったと心から喜んで愛し合い結婚した夫婦であっても、時間が経てばさまざまな問題が噴出して離婚に至ってしまうことも決して少なくことではありません。
一般的に結婚するときにはお互いの生活はそれまでバラバラであったため特別な事情が持ち上がることは多くはありませんが、別居や離婚ともなると婚姻関係を結び一緒に生活をしていた期間があるわけですからただ単に別れるでは済まないこともあるのです。
利便性のために都心のマンションを購入した場合
たとえば結婚後に二人の生活を安定させたり利便性を保つために都心などにマンションを購入したとしましょう。
そうすると二人が賃貸物件に住んでいるのとは違って、金銭的にも大きな問題が生じてしまうのです。
マンションをマイホームとして購入するためには、多くの方が住宅ローンの借り入れを銀行などに申し込みます。
銀行などは住宅ローンの申込者にお金を貸し出す前に、申込者が安定した勤務先に所属しているか、定期的な安定した収入を得ているか、勤めてから何年くらい経っているかなどを調べて返済が滞らないと判断すれば大きな金額のお金を貸し出してくれます。
完済するのが理想的だが
その時点から問題なく夫婦が一緒に生活を継続し住宅ローンの返済を続けて借入額を完済してしまえば良いのですが、突然生じた離婚問題が波紋を広げてしまうのです。
もちろん住宅ローンの借り入れをした方が一定の水準よりも収入が多く、別れた相手に対して財産分与をし生活費を渡しそのうえ住宅ローンの返済も問題なく続けられるというのであれば良いのです。
ところが多くの場合、そこまで金銭的に恵まれた方で多額の住宅ローンの借り入れをする方はいないといっても過言ではありません。
夢のマイホームが揉め事に
住宅ローンを組んだ後に離婚問題発生でお手上げに
一生に一度の大きな買い物である夢のマイホームだからこそ、少し借金に無理をしてでも手に入れてその後の返済を頑張ろうと考えるのです。
ですから高額のマンションを購入するために住宅ローンを組んだ後に離婚問題が起こると、大抵の方はお手上げになってしまいます。
もし離婚に対して責任の無い方が住宅ローンを借り入れて支払っているのであれば、慰謝料や生活費の支払い義務などは生じませんからそのまま住宅ローンの返済を行いながら購入したマンションに住み続けることも考えられます。
住宅ローンを借りた方が原因を作ったら
しかし住宅ローンを借り入れた方のほうが、夫婦が別れる原因を作ったとしたらどうでしょう。
相手側から慰謝料や生活費を要求された挙げ句、マンション購入の際に借りた巨額の負債も残ってしまい経済的に行き詰まってしまうのではないでしょうか。
またそれならマイホームを売却して借金を完済してしまうと考える向きもあるでしょうが、余程魅力のある物件でもない限りプレミアムが付いて買ったときより物件が高くなっているなどということは有り得ません。
売却額が購入額を上回ることは奇跡に近い
どう遣り繰りしても売却額が購入額を上回るなんてことは、ほとんど奇跡に近いといっても大袈裟ではないのです。
完済間際は売却したお金で完済できる可能性が高い
完済間際なら慰謝料代わりにマンションを渡すのも構わない
唯一売却したお金で借金の返済を終わらせることが可能であると考えられるのは、もう少しで返済が終了するという時点での売却かも知れません。
けれどもそうであるなら何も無理にマンションを売却しなくても、慰謝料の代わりに渡したりしても構わないわけです。
最終的に離婚は夫婦間の問題だが修復可能ならお互いに歩み寄ることも
最終的には離婚は夫婦二人の問題ですから他人が口を挟めることではありませんが、万一夫婦の関係を修復できるのであればお互いに努力をしてみることも大切なのではないでしょうか。
世の中に問題を抱えていない完璧な人間がいないのと同じように、DVなどの人体や生命に関わることではなく多少の揉め事であればどこの夫婦にも生じるものです。
お互いに相手を思い遣り相手の立場に立って物事を見てみれば、案外別れるほどの問題ではないと感じることもあるかも知れません。
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