マンション売却と賃貸で悩んだら、こうしよう!
売却と賃貸のメリットデメリットを把握する
現在所持しているマンションを手放す際に売却と賃貸で悩んでいる場合、それぞれのメリットとデメリットをしっかりと把握してから決めなければなりません。
賃貸に出す場合のメリットとしては、不労所得を得られるのが非常に大きいといえます。
何もしなくても収入面がプラスに
家賃収入がコンスタントに入ってきますので何もしなくても収入面がプラスになりますし、経費として計上できる項目が多いので節税効果もあります。
特に減価償却費はとても大きくて、建物購入価格×0.9×償却率×経過年数という計算式に当てはめると、かなりの額を経費として計上できる計算です。
数ヶ月分ぐらいの家賃収入をゼロにできるくらいの額に
数ヶ月分の家賃収入をゼロにできるくらいの額になり、節税効果は抜群です。
経費として計上したものは他の所得と合算できますので、会社員の人は給与所得と合算して計算できるのも見逃せないメリットです。
本来の所得を大幅に減額することができる
本来の所得を大幅に減額することで節税効果が大きくなる
その結果、本来の所得を大幅に減額することができますので、節税効果が大きくなります。
他にも、一時的に賃貸として貸し出していても将来的には自分で居住することができるという点はメリットになります。
賃借人との契約を終了すれば居住することができますので、あらかじめ貸し出す期間を決めておくのも良いかもしれません。
賃貸にする場合のデメリット
賃貸にする場合のデメリットとして、家賃を大幅に下げることになったり空き部屋になるリスクがあることも考慮する必要があります。
部屋は年数が経つと共に劣化して行きますので、当然家賃も下がっていくことになります。
最近では賃貸住宅の空き家が社会問題となりつつありますので、立地が良かったり建物グレードや質が優れていたりと条件が良くなければ借り手がつかないという事態になることは十分にあり得ますし、そこにランニングコストがかかってくると非常に悩ましい問題です。
ランニングコストは
ちなみにランニングコストには、ローンの支払い以外にも管理費や修繕維持積立金、固定資産税、都市計画税、賃貸管理会社への支払、室内の設備入替費用などがあります。
また、ローンを組んでいる場合には金融機関への相談が必要になりますし、住宅ローンからアパートローンに切り替えられると金利が上昇します。
売却する場合のメリットデメリット
諸費用が引かれた額が手元に残る
売却する場合の最大のメリットは現金が手に入るという点です。
住宅ローンを完済する必要はありますが、仲介手数料や登記関係費用などの諸費用が引かれた額が手元に残りますので、すぐにでも現金が欲しいという場合におすすめです。
住居用不動産の税制優遇を利用できる
また、住居用不動産の税制優遇が利用できますので、譲渡所得税の問題もクリアできます。
この制度が利用できないと高税率の譲渡所得税がかかりますので、かなり大きなメリットだといえます。
賃貸住宅のようにランニングコストがかからないことも見逃せないポイントであり、将来的に収支計算を行いやすくてどれくらいの支出額になるかが分からないという不安もありません。
最適な売却のタイミングが分らない
もちろん売却にもデメリットはあり、実際の売却のタイミングが分からないという声をよく耳にします。
タイミングが悪いとなかなか買い手がつかなくて価格を下げなければならないことがあり、査定額と大きな開きが出てしまうことも少なくありません。
住み替えを検討している場合には特に注意が必要であり、売れる前に新しい住居を購入してしまうとどちらにも居住費がかかって非常に厳しい状況になります。
このように賃貸にしても売却をする場合でもメリットとデメリットがありますので、自分の状況ではどちらがベストな選択なのかをしっかりと考えて答えを出すことが大切です。
賃貸に出す場合には自分が居住したくなった時に明け渡してくれるかという問題が発生するのを懸念する人もいますが、定期借家契約を結べば期間を決めて貸し出すことができますので、そういったリスクもありません。
とりあえず査定依頼してみよう