東京のマンション売却、相場は上昇中?それとも下降中?
上昇中なのか下降中なのかを判断するのは難しい
東京にマンションを所有していて、売却を考えている人は少なくありません。
しかし現在の相場が上昇中なのか、それとも下降中なのかを判断するのは難しく、中々決断出来ない人も多いです。
建築費が上昇しているので上昇傾向
では2018年現在、東京の中古マンション相場はどうなっているのかというと、結論から言うと上昇局面にあります。
その原因はいくつかあります。
まず建設費が上昇しているからです。
建築費が上がると新築の販売価格も上がる
既に完成している中古マンションと建築費はあまり関係ないと考えている人もいるかもしれませんがそんな事はなく、密接に関係しています。
何故なら、建設費が上がっていくと、当然新築の販売価格もそれに合わせて上がります。
それに引っ張られる形で中古物件の価格も上がるという仕組みだからです。
エリアによっての価格差
新築の件数が少ない地域だと中古価格はほとんど上がっていない
もちろん全体的に中古マンション市場の相場は上昇中ですが、エリアごとによって大きく差はあります。
例えば、あるエリアでは新築物件がどんどん建っている為、需要も高く、中古物件もそれに合わせて販売価格は高めになりますが、そうでないエリアつまりあまり新築物件の建設が多くない地域では、東京でも価格はほとんど上がっていないので売却時には注意が必要です。
また相場上昇の原因の一つは東京オリンピックです。
新築物件の価格上昇につられて中古も上がる
現在新しい競技場を中心に、オリンピック関連の建築需要の高まりによって、当然建築費はどんどん上がっています。
それに合わせて新築物件の価格も上がり、中古物件の価格も上がるという仕組みです。
他にもリーマンショック以降、住宅ローン金利が低下し続けているという事も原因の一つとして挙げられます。
ローン金利が下がると購入したい人が増える
住宅ローンの金利が下がれば下がるほど、マンションを購入しようとする人が増えるのは当たりまえです。
何故なら、多少物件の販売価格が高かったとしても、長い目で見れば金利が低いうちに購入した方が得なので、こうした理由によって相対的に相場が上昇します。
では相場が上昇しているのであれば、いつ物件を売れば良いのかというと、まさに今です。
東京オリンピックが2020年にあるので、それまでは建築費の高騰は続きます。
売却のタイミング
現在上昇している地域でも上がり続けるわけではない
しかしだからと言って、中古マンション価格もこのまま上がり続けるとは言い切れません。
まだ価格は上昇しているのだから、オリンピック直前までギリギリ待ってから売ろうという考え方はかなりリスクが高いです。
何故なら、沢山の人が同じ事を考えているからです。
そう考えている人達がオリンピック直前に一斉に売却を始めたら一気に値崩れが起こってしまいます。
それを避ける為に、少し売却を前倒しして、売ってしまうのが多少利益は少なくなるかもしれませんが、一番堅実です。
2018年の間に手放すのも手ではある
東京オリンピックまでもうあと2年を切っています。
来年になれば建築費の高騰も次第におさまり、新築物件の販売価格の伸びも鈍くなってきます。
そうなると中古物件も下がるのは誰が見ても明らかなので、2018年の間に手放してしまうのが賢明です。
もちろん今もまだ上昇を続けているのでピークを迎えるのはこれからです。
ピークの一歩手前で売る余裕を持つと損はしない
しかし一番高い時期を狙って、いつまでも売らずにいると、いつの間にかタイミングを逃してしまい、利益どころが逆に大損してしまう事もありえます。
したがって、ピークの一歩手前で売るぐらいの余裕を持って売却を考えるのが、損をしない一番の方法です。
他にも自分が所有している物件の築年数も、合わせて売り時を考える時の基準にしておいた方が良いです。
5年区切り直前の物件は値崩れ前に売ってしまう
例えば中古物件を購入しようと考えている人は築年数が5年、10年、15年と5年区切りで考えている人が多いので、オリンピック前に早くも値崩れが起こる事を予想すると、こうした5年区切り直前の物件を所有しているのであれば、迷わず売ってしまう事をお勧めします。
とりあえず査定依頼してみよう
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